BIO GROUP
Current Research Project
匂い源探索アルゴリズム
匂い源探索は工学的に実装することが非常に難しいと考えられている.その理由の一つとして,空気中において匂い場の変化を予想することが困難であることがあげられる.そこで,本研究は昆虫などの匂い源探索行動を計測し,モデル化することで,効率的に匂い源探索を行うことができる人工的なシステムの開発を目的とする.
筋細胞駆動型ロボット
筋肉は,あらゆる生物の運動の動力源となっているアクチュエータである.この優れたアクチュエータをロボットに組み込もうとする,筋細胞アクチュエータの研究が行われている.本研究では,生物の持つ多様な動きを再現できるような筋肉を作るために,3Dプリンタを使って様々な形の筋肉を作り,筋肉の動きをデザインすることを目的としている.
Past Project
坐骨神経束の多電極電気刺激を用いたアフリカツメガエルの下肢の姿勢制御
生物の能力をロボットに取り入れるために,生物の筋肉を摘出しロボットの駆動源とする手法がある.本研究では,アフリカツメガエルの筋肉を駆動源とする遊泳ロボットを作成する.アフリカツメガエルの坐骨神経束に,小型多電極を取り付けることで,下肢の筋肉を制御することを試みる.
マルハナバチの仮想環境下マルチコプタ操縦システムの開発
マルハナバチは学習や方向定位,帰巣など,優れた能力を飛翔において発揮する.そのような昆虫の能力を解明する手法の一つとして,昆虫―機械融合システムを用いたものがある.本研究では,マルハナバチの能力解明を目的とし,マルハナバチの昆虫―機械融合システムとして,マルハナバチが仮想空間内のマルチコプタを操縦する実験系の開発を行う.